防災に関する取り組みの中で、重要なテーマの一つとして位置づけられている「非常時持ち出し品(袋)」。ありとあらゆる防災マニュアル、防災マップの類に記載され、「非常時持ち出し袋」の各家庭での常備が謳われています。
しかし、その反面、「非常時持ち出し袋」の重要性を認識しつつも未だ準備していないという人は想像以上に多く、「認識」と「行動」に大きなギャップを抱えている課題であるといえます。こうした状況を招いている最大の理由として「非常時持ち出し袋」及びその中に入れられている「防災グッズ」が日頃使用されない「非日常のモノ」的存在になっていることがあげられます。「非日常のモノ」として意識されているが故に、誰もが「日常」のなかで準備するのを怠り、「またいずれ・・・」という意識で置き去りにしてしまうのです。
そこで、本コンペティションでは、『非日常と日常の交差』というテーマを掲げ、防災グッズの機能性やデザイン性を高め普段から持ち歩きたくなるようなグッズに変身させたり、普段持ち歩いている使い慣れた日常品のなかに防災時に役立つ機能を1つまたは複数付加させたり、様々な、アイデアやデザインによって、上記の社会的な課題の改善に寄与できるような提案を募集します。優れたアイデアについては実用化へ向けたメーカーへの働きかけなども実行委員会のほうで行っていきたいと考えていますので、ぜひ奮ってご参加下さい。